Weバックナンバー

特集:リスクを引き受けながら大切にしたいこと
We227号(2020年8/9月号)

新型コロナによる感染・混乱が続く中、必要な情報を調べて、自分の頭で考え、選択することの大切さを実感させられる日々。

特集1本目は、外出自粛が続く中、直接会えないことを逆にメリットにして、Zoomでのオンライン座談会を企画。「不要不急」の居場所や人と人がつながるしかけをつくり続けてきた3人、富山の宮田隼さん、横浜の岡本溢子さん、埼玉の西川正さんに、コロナ下で考えた居場所や人とのつながり、「支援」ということについてお話を聞きました。
それぞれの現場の話は深刻だけれど、3人のユーモアと笑いに励まされます。ルールのあり方を自分たちで考える経験の大切さ、感染の疑いが関係者に出たとしても、その人は「仲間なんだ」「応援するよ」と伝えていこう、というメッセージが心に残ります。

特集2本目は、閉じられた家族の中のDVや虐待の問題がクローズアップされる今、中高年ひきこもりと「8050問題」についてノンフィクションライターの黒川祥子さんにお話を聞きました。閉ざされた家族の想像を超える事態に胸がざわざわ…「子どもを手放してほしい」という言葉が響きました。

竹信三恵子さんの新連載「女がマスメディアで生きるということ」がはじまりました。

*表紙の絵は、平本吉胤さん(NPO法人ぷかぷか アート屋わんど/横浜市緑区)の作品(一部)です。

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【目次】

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【お話】宮田 隼さん・岡本溢子さん・西川 正さん
「支援をしない」と言いながら「支援」を考えてみる・番外編
─ 自分たちの「日常」と「居場所」を取り戻す



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【インタビュー】黒川 祥子さん
家族をひらくしかない
─ 「8050問題 中高年ひきこもり、7つの家族の再生物語」



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* 黒川祥子さんが活動するNPO法人パノラマと高校内図書館「ぴっかりカフェ」を紹介したWe関連号をこの機会に、ぜひお読みください。

【連載】
  • 水俣病患者相談窓口の日々【3】確かにいた人たち 永野 三智
  • 沖縄テーゲー日記(12)ステイホーム 日塔 マキ
  • リレーエッセイ 手間隙工夫をたのしもう【17】吹越 悠子
  • 授業実践 風がかわる 匂いがかわる【25】高校コロナ休校で考えたこと 越智 紀子
  • 「公立中学校」でしなやかに生きること(50)未曾有の深刻さの中に居る 石川 晋
  • オホーツクの潮風荒く 江口 凡太郎
  • おすすめ映画情報『ジョーンの秘密』菅井 ゆきえ
  • 八十路雑感【5】理不尽な死 コロナの影で 向井 承子
  •  ミステリー案内~ひと持ち、本持ち、こころ持ち(39)『オルガ』稲塚 由美子
  • お金リテラシー入門~お金にふりまわされないものの見方・考え方(37)どうしてすべての人々にお金を配るのか ① 白崎 一裕
  • リレーエッセイ マザーズジャケットの魔法(39)中畝 治子
  • あそびの生まれる場所(10)フードパントリー 西川 正
  • ジソウのお仕事(69)ミュージックホーン 青山 さくら
  • 「支援をしない」と言いながら「支援」を考えてみる(12)孤立する人の生きづらさ 宮田 隼
  • ケの話(5)この歌を知っていますか? 坂本 菜の花
  • 新・同時代の男性学(33)なぜトランプ大統領はマスクをしないのか? 沼崎 一郎
  • 【新連載】女がマスメディアで生きるということ(1)連載をやめたわけ、始めたわけ 竹信 三恵子


●読者のひろば

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