Weフォーラム2023 ONLINE

人と時代をつなぐ
Weフォーラムでは、これまで36回におよび全国各地にさまざまなつながりをつくってきました。新型コロナウイルスの影響などで現地開催をできずにいましたが、2023年3月より「Weフォーラム2023 ONLINE」をスタートします。

基本は月1回、第2金曜の20時〜または第2土曜の14時〜(講師の都合で変更あり)、1時間半ほどの講座を全10回、参加費無料、オンライン(Zoom)で開催します(申込みいただいた方にアーカイブ配信もします)。またWeの記事で報告したいと思います。

「くらしと教育をつなぐ」Weの理念は保ちつつ、今回はテーマを「人と時代をつなぐ」へと広げます。ひとつは〈シリーズ・戦争を語る〉として、時代の生き証人である方々の戦争時代、戦後の混乱から現在までを、横断して語っていただきます。もうひとつは、〈今、聞きたい・考えたい〉ことをテーマに、各地からさまざまなテーマでお話しいただきます。

今回はWeフォーラム実行委員会と「まんなかタイムス」とのコラボで実施します。
Weの読者限定ではなく、テーマや講師のお話に関心をもって頂ける方はどなたでも大歓迎です。ぜひ、お誘いあわせの上、ご参加ください。

1年間の予定をお知らせします

第11回 2024年2月9日(金)20時~ 永野三智さん(一般財団法人水俣病センター相思社/水俣病歴史考証館 常務理事)
「水俣で戦争を読み解く」

第12回 2024年3月9日(土)14時〜 伊藤三男さん(四日市再生『公害市民塾』)
「きく・しる・つなぐ〜四日市公害を語り継ぐ」

〈四日市フィールドワーク〉
3月10日午前中、四日市の関連する旧病院、学校、コンビナートを望む川の対岸等、フィールドワークを行います。


第1回 3月10日(金)20時~(終了しました) 古川 佳子さん(元箕面忠魂碑違憲訴訟原告)
生〈シリーズ・戦争を語る 1〉「二度と人を『靖国の神』にしてはならない」

第2回 4月13日(木)20時~(終了しました) 竹信三恵子さん(ジャーナリスト)
「ジェンダー視点で見直す『バックラッシュ』と政治」

第3回 5月13日(土)14時~(終了しました) 向井 承子さん(フリーランスライター)
〈シリーズ・戦争を語る 2〉「戦争が奪ったものを語る~母の記憶と共に」

第4回 6月9日(金)20時〜(終了しました) 磯部加代子さん(ジェミニ代表/トルコ語通訳)
「クルド女性と日本社会をつなぐ~ことば・食・友だち」

第5回 7月8日(土)14時~(終了しました) 入江一惠さん(NPOひまわり会創始者/Weの会・関西)
〈シリーズ・戦争を語る 3〉「私の戦争体験とその後」

第6回 9月8日(金)20時〜(終了しました) 高雄きくえさん(ひろしま女性学研究所主宰)
「ジェンダー×植民地主義 交差点としてのヒロシマを語る」

第7回 10月13日(金)20時〜(終了しました) 熱田敬子さん(ふぇみゼミ&カフェ運営委員)
「2010年代以後のフェミニズムを考える~保守化と交差性の視点から」

第8回 11月10日(金)20時~(終了しました) 金子博さん(NPO法人パートナーシップオフィス副理事長)
「レジ袋有料化までの30年~海のプラスチックごみは無くせるのか」

第9回 12月8日(金)20時〜 (終了しました) 岩井紀穂さん(VISION〜for Transgender代表)
「にじいろの輪を広げる LGBTQ+フレンズの活動」

第10回 2024年1月12日(金)20時〜 (終了しました) 礒部幸江さん・小平陽一さん・星名 綾さん
「家庭科のこれまでとこれから」



Weフォーラムの詳しい内容は以下の通りです

●第11回 水俣で戦争を読み解く
2024年2月9日(金)20:00~21:30 オンライン(Zoom)要申込・参加費無料
お話:永野三智さん(一般財団法人水俣病センター相思社/水俣病歴史考証館 常務理事)

Weに「水俣病患者相談窓口の日々」を連載中の永野三智さん。近年、水俣病の患者さんだけでなく、戦争体験者の聞き取りも行っています。

男たちは兵隊にとられ、残された女やこどもは暴力と空腹の中にあり、朝鮮から連れてこられた人たちは日本人から虐げられました。そしてチッソは戦時中軍需産業を担い、国策でその規模を拡大してきました。今回は永野さんに、水俣の戦争体験者の方の聞き取りを通して感じたことをお聞きしながら、水俣病と戦争との関係を考えたいと思います。

永野三智(ながの・みち):
1983年熊本県水俣市生まれ。2008年一般財団法人水俣病センター相思社職員になり、水俣病歴史考証館の解説、まち案内、水俣病患者相談の窓口、水俣茶の販売を担当。同法人の機関紙『ごんずい』に「患者相談雑感」を連載。著書に『みな、やっとの思いで坂をのぼる 水俣病患者相談のいま』(ころから、2018)。Weに「水俣病患者相談窓口の日々」連載中。

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●第12回 きく・しる・つなぐ〜四日市公害を語り継ぐ
2024年3月9日(土)14:00~15:30 現地及びンライン(Zoom)要申込・参加費無料
お話:伊藤三男さん(四日市再生『公害市民塾』)

四日市は、商業が盛んで海岸や菜の花が美しい街だった。戦争中に海軍燃料廠が作られ、空襲で壊滅、その跡地に石油化学コンビナートが作られたが、そこは、住宅や学校、漁業の盛んな地域と隣り合わせだった。

1960年代、コンビナートからの排煙や排水が地域に甚大な被害をもたらしたため、1967年患者のうち9名が原告となり公害裁判を提起、1972年勝訴。その後の法規制や公害対策の技術の進歩により、確かに空はきれいになった。

公害問題は「風化」していくが、コンビナートと隣り合わせに生きる危険、原発などによる「国策による被害者」など、「公害で学んだ教訓」は生かされているのか。「風化」に抗うため、1997年「四日市再生『公害市民塾』」が発足、四大公害裁判で唯一なかった資料館「四日市公害と環境未来館」の設立にも関わる。裁判当時から現在まで関わってこられた伊藤三男さんにお話を伺います。

また、3月10日(日) 9:00~12:00 現地でフィールドワークを実施します。
詳細はこちら

伊藤三男(いとう・みつお):
三重県鈴鹿市出身。元三重県立高校教員。1971年、四日市公害の記録者・澤井余志郎らが創刊したミニコミ「公害トマレ」の発行母体である「四日市公害と戦う市民兵の会」に参加、住民の中に入り、反公害運動を支援する。
「公害トマレ」は1979年終刊したが、1997年、澤井らと「四日市再生『公害市民塾』」を立ち上げ、歴史の継承活動に尽力、資料館で語り部・解説員活動を行っている。

編著「きく・しる・つなぐー四日市公害を語り継ぐ」(2015年)、「空の青さはひとつだけ」(2016年)著書「青空のむこうがわ 四日市公害訴訟判決50年ー反公害を語り継ぐ」(2022年)

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【四日市 フィールドワーク】
3月10日(日) 9:00~12:00

四日市市の南の端の塩浜地区に戦争中に海軍燃料廠が作られ空襲で壊滅、その跡地に石油化学コンビナートが建設されましたが、そこは、住宅や学校、漁業の盛んな地域と隣り合わせでした。
現地で、関連する旧病院、学校、コンビナートを望む川の対岸等、フィールドワークを行います。


【行程】
9:00 近鉄四日市駅付近で集合 電車で最寄りの塩浜駅へ、徒歩でヘルスプラザにバス(9:57発)で、ヘルスプラザから磯津東町まで。
徒歩で磯津東町から磯津橋、塩浜小学校を経て、ヘルスプラザに戻る(1時間弱)
11:30~ 交流後、解散(12時頃)

【費用】公共交通機関実費(1,000円程度、ICカードが便利です)

【申込み】2月末までに、お名前・連絡先を明記の上、メールかFAX(078-385-1699)でお申し込みください。
(申し込み締め切りを2月末まで延期します。お申し込みお待ちしています)

メール:we.kikushiru@gmail.com
フィールドワーク申込QRコード:





チラシのPDFは以下のプリンターマークからもダウンロードできます。(FAXでもお申し込み可能です)

青空のむこうがわ 四日市公害訴訟判決50年

フォーラム講演&フィールドワーク案内の伊藤三男さんの著書
『青空のむこうがわ 四日市公害訴訟判決50年』



●第1回〈シリーズ・戦争を語る 1〉 二度と人を「靖国の神」にしてはならない
2023年3月10日(金)20:00~21:30 オンライン(Zoom)要申込・参加費無料
(終了しました)
古川さんのお話は『くらしと教育をつなぐWe』243号(2023.4.10発行)で報告しています。

お話:古川佳子さん(元箕面忠魂碑違憲訴訟原告)

Weフォーラムの「シリーズ・戦争を語る」初回に登場するのは元箕面忠魂碑違憲訴訟原告の古川佳子さん。忠魂碑とはムラのヤスクニ。古川さんご自身兄お二人を戦争で亡くし、遺族の断りなく靖国神社に合祀されている。
地域の小学校に忠魂碑が公費で移設・再建された姿にあの時代の再来を読み取った古川さんは地元の主婦らと政教分離に反すると違憲訴訟を提起。一審では違憲判決を勝ち取るも、高裁・最高裁は住民側逆転敗訴に。しかし、その後も古川さんは首相の靖国参拝違憲訴訟や、靖国に対し兄お二人の合祀取り下げを求める訴訟をたたかってきた。この1月に96歳になられた古川さんに、戦中・戦後に考えてきたこと、戦後世代へのメッセージをいただきます。



●第2回 ジェンダー視点で見直す「バックラッシュ」と政治
2023年4月13日(木)20:00~21:30 オンライン(Zoom)要申込・参加費無料
(終了しました)
竹信さんのお話は『くらしと教育をつなぐWe』244号(2023.6.10発行)で報告しています。

お話:竹信三恵子さん(ジャーナリスト)

『We』に「女がマスメディアで生きるということ」を連載中の竹信三恵子さん。14回目(240号)の「バックラッシュの始まり」は、「あの頃、何が起こっていたのかようやくわかった!」と好評だった。統一教会と自民党の癒着、宗教右派がどのように政治に影響を与えてきたのかが報道されるようになった今、改めてこの30年が、労働や教育、人権に及ぼした影響についてお話を伺います。また、コロナ禍であぶり出された、働く人の人権の問題、軍備拡張を進める現政権の影響、私たちは何をどう見ていけばいいのかについてもお聞きしたいと思います。

竹信三恵子(たけのぶ・みえこ):
ジャーナリスト。和光大学名誉教授。元朝日新聞記者。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)、『ミボージン日記』(岩波書店)、『家事労働ハラスメント』(岩波新書)、『賃金破壊―労働運動を「犯罪」にする国』など多数。『We』に「女がマスメディアで生きるということ」連載中。



●第3回 〈シリーズ・戦争を語る 2〉 戦争が奪ったものを語る~母の記憶と共に
2023年5月13日(土)14:00~15:30 オンライン(Zoom)要申込・参加費無料
(終了しました)
向井さんのお話は『くらしと教育をつなぐWe』245号(2023.8.10発行)で報告しています。

お話:向井承子さん(フリーランスライター)

『We』に連載されていた向井承子さんの『「記憶」の中の戦後史』第1回(189号)の冒頭はこう始まっている。
「いやな空気が漂っている。多数派にもの言わせての独裁政治、もの言わぬ人々、メディアの萎縮…。数十年前、確かに同じような時代があった。」
「幼くてなにもわからず、軍歌を子守歌に、威勢のよい大本営発表に跳ねまわる子どもだった」向井さんは、その後、空襲の東京を母と共に逃げまどった。母・小島静子さんは戦後、手記・歌集・自分史を遺している。母は何を遺したかったのかの謎を探りながら、「戦争の記憶」を遺す最後の世代として語り伝える。「女は自分の言葉でもっと語らなくちゃ」と言う向井さんのメッセージをお聞きします。

向井承子(むかい・しょうこ):
フリーランスライター。1939年東京都生まれ。北海道大学卒業。北海道庁勤務後、婦人団体機関紙編集者などを経て、医療を中心としたテーマを執筆。著書に『小児病棟の子どもたち』(晶文社、1981)、『たたかいはいのち果てる日まで 医師中新井邦夫の愛の実践』(新潮社、1984/2007年にエンパワメント研究所で復刊)など多数。



●第4回 クルド女性と日本社会をつなぐ~ことば・食・友だち
2023年6月9日(金)20:00~21:30 オンライン(Zoom)要申込・参加費無料
(終了しました)
磯部さんのお話は『くらしと教育をつなぐWe』245号(2023.8.10発行)で報告しています。

お話:磯部加代子さん(ジェミニ代表/トルコ語通訳)

国を持たない民族と呼ばれるクルド人。実は埼玉県に多くの方が暮らしています。オンラインでクルド女性の日本語支援を行う、ジェミニ代表の磯部加代子さんにお話をうかがいます。2023年2月6日未明に発生したトルコ/シリア大地震の震源地は多くの在日クルド人の故郷にあたります。マスメディアに出ない最新の状況もお話しいただきます。

磯部加代子(いそべ・かよこ):
フリーランスの通訳者/翻訳者。著書に『旅の指さし会話帳18トルコ』ほか。2020年に埼玉県川口市や蕨市で暮らすクルド人女性のためのオンラインによる日本語支援の団体「ジェミニ」を立ち上げ現在に至る。
※参考「クルド人女性、日本語覚えて外へ オンラインで教室開設」朝日新聞2020/12/22



●第5回 〈シリーズ・戦争を語る 3〉 私の戦争体験とその後
2023年7月8日(土)14:00~15:30 オンライン(Zoom)要申込・参加費無料
(終了しました)
入江さんのお話は『くらしと教育をつなぐWe』246号(2023.10.10発行)で報告しています。

お話:入江一恵さん(NPOひまわり会創始者/Weの会・関西)

高等女学校の生徒で15歳だった入江さんは、学徒動員で特攻機を作る工場で働いておりました。1945年7月4日の高松空襲で焼け野原になり、8月15日敗戦。何もない焼け跡で9月1日より、6か所に分かれて、限られた人数の教師と生徒で授業が行われました。ある授業で聞いた教師の言葉が胸に刻まれ、その後の人生の芯となって押してくれたと言います。

戦時中に見た栄養失調で顔が青白く腫れた子たちをなくしたいと、大学の保健科で栄養などを学び、卒業後は高校や短大で家庭科教師を務めました。現役をリタイア後、NPOひまわり会の創設者として、昔の家庭料理を再現した地域食堂や配色サービスを担って20年が経ちました。今までの体験をたくさんお聞きします。

入江一恵(いりえ・かずえ):
1930年香川県高松市生まれ。高等学校で家庭科、女子短大食物栄養学科で調理学・食生活論を担当。2003年、兵庫県明石市で「NPOひまわり会」を立ち上げ、ふれあい食堂・配食・見守りをボランティアと共に続け、明石市の総合事業「地域支え合いの家」を受託し、住民の居場所つくり、生活相談、地域の仕組みづくりに取り組む。著書に『ひまわりの日々 食からひろがる地域のつながり』(フェミックス)がある



●第6回 ジェンダー×植民地主義 交差点としてのヒロシマを語る
2023年9月8日(金)20:00~21:30 オンライン(Zoom)要申込・参加費無料
(終了しました)
高尾さんのお話は『くらしと教育をつなぐWe』247号(2023.12.10発行)で報告しています。

お話:高雄きくえさん(ひろしま女性学研究所主宰)

広島市はいくつかの冠名をもつ都市である。軍事都市、被爆都市、平和都市、国際平和文化都市。そこに別の視点、ジェンダー・フェミニズム、そして植民地主義という視点から広島を語ろうと、連続講座が企画された。「行き交った多数の人びとのコミュニケーションによって編み上げられた物語として広島を掘り起こそう」というこの試みは、翌年、論考集『広島 爆心都市からあいだの都市へ』として出版された。

講座の企画、そして論考集の編集にあたった高雄きくえさんに、多くの人と語り合う中から見えてきた「交差点」から、広島についてお話しいただきます。

高雄きくえ(たかお・きくえ):
ひろしま女性学研究所主宰。1985年女3人で家族社を設立、ミニコミ紙「月刊家族」(~2005)を発行。書店「ブックス家族」を運営した(~2002)。2006年ひろしま女性学研究所と改称し、講座の企画と出版を続ける。著書に『わたしの名前 フェミニズム/植民地主義という視点』(2020)。2021年「ジェンダー×植民地主義 交差点としてのヒロシマ」全8回連続講座を開催。翌2022年、論考集『広島 爆心都市からあいだの都市へ』(インパクト出版会)として出版。現在「加納実紀代《広島―加害と被害の二重性ー女性史》資料室サゴリ」開設準備中。



●第7回 2010年代以後のフェミニズムを考える 保守化と交差性の視点から
2023年10月13日(金)20:00~21:30 オンライン(Zoom)要申込・参加費無料
(終了しました)
熱田さんのお話は『くらしと教育をつなぐWe』247号(2023.12.10発行)で報告しています。

お話:熱田敬子さん(ふぇみゼミ&カフェ運営委員)

「家庭科男女共修」が達成されてからまもなく40年になる現在の日本社会で、ジェンダーの課題はどのような状況にあり、解決を目指してどんな運動が行われているでしょうか。

ジェンダーの研究者で、一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員の熱田敬子さんに、いま起きていることとその構造を紐解いていただきます。ここまでのWeフォーラムONLINEでとりあげられたことが、いま現在を生きる私たちの課題にずずんと直結するお話です。

熱田敬子(あつた・けいこ):
東京下町育ち。フェミニスト、アクティヴィスト。ゆる・ふぇみカフェ運営委員、北京語翻訳通訳、ジェンダーや社会学の大学講師もやっています。研究テーマは人工妊娠中絶の体験談の聞き取り、日本軍戦時性暴力支援運動など。フェミとの遭遇以前から心に決めていたのは、結婚制度の中には絶対に入らないことでした。そう決めたところから見えた風景と、出会った人たちが私の人生の宝物です。



●第8回 レジ袋有料化までの30年 海のプラスチックごみは無くせるのか
2023年11月10日(金)20:00~21:30 オンライン(Zoom)要申込・参加費無料
(終了しました)
金子さんのお話は『くらしと教育をつなぐWe』248号(2024. 2.10発行)で報告予定です。

お話:金子博さん(NPO法人パートナーシップオフィス副理事長)

近年、マイクロプラスチックによる海洋生物などへの影響が懸念されはじめている。生活の身近で大量に使用、破棄されているプラスチックによる海洋汚染問題に国内のNGO/NPOがどのように対応してきたのか。

レジ袋有料化、使い捨てプラスチック削減の新法などに至る経緯を振り返る。当事者としての消費行動を含め減プラスチック社会を実現するための次の一手を考えたい。

金子博(かねこ・ひろし):
1974年より東京・多摩川水系の河川や湧水等の水環境保全活動に関わり、97年に小金井市より山形県酒田市へ転居後は主に海洋プラスチックごみ問題に取り組む。2009年の「海岸漂着物処理推進法」(2009年)の制定及び改正(2018年)に携わった。NPO法人パートナーシップオフィス副理事長。2020年まで一般社団法人JEAN代表理事、2021年より全国川ごみネットワーク代表理事を担う。共著;「都市に泉を」(NHKブックス)他。



●第9回 にじいろの輪を広げる LGBTQ+フレンズの活動
2023年12月8日(金)20:00~21:30 オンライン(Zoom)要申込・参加費無料
(終了しました)
お話:岩井紀穂さん(VISION〜for Transgender代表)

LGBT法に「差別禁止」という肝心のところが盛り込まれない日本ですが、認知はだんだん広がり「どこか遠くの誰か」の話ではないことは理解されてきました。多様性に寛容な社会をつくることは、誰にとっても望ましいはず。岩井さんのライフヒストリーと活動のこと、Weフォーラムでぜひお届けしたいと思っていました。ご期待ください。

岩井紀穂(いわい・かずほ):
1970年生まれ、埼玉県草加市在住。VISION〜for Transgender代表、スカイツリーラインLGBTQ FRIENDS主宰。幼少期から、性自認は男性でありながら身体が女性であることを悩み続ける。異性愛者中心の社会との摩擦から職を転々としつつ働く傍ら、2003年の「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」施行を機に声をあげる活動を本格化させる。同性カップルや性的少数者の医療アクセスや子育てなど、様々な権利擁護の活動に参加。現在は、LGBTQ+の活動の他に相談員としても、サポートを行っている。

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●第10回 家庭科のこれまでとこれから
2024年1月12日(金)20:00~21:30 オンライン(Zoom)要申込・参加費無料
(終了しました)
お話:礒部幸江さん(元中学校家庭科教師・Weの会事務局)
小平陽一さん(元公立高校理科・家庭科教師。著書『僕が家庭科教師になったわけ』太郎次郎社エディタス)
星名 綾さん(高校家庭科教師)

男女共修の家庭科授業が高校でスタートしたのは1994年、中学校は1993年で、まもなく30年に。この間に社会も暮らしも大きく変わりましたが、家庭科を取り巻く状況はどう変わったのでしょうか。

進行を担当する大場広子は、『We』が生まれた1982年に家庭科教師になりました。これまでに実践したこと、感じたことを思いながら、今回は礒部幸江さんから「家庭科の男女共修をすすめる会の運動とWe誌の誕生」、小平陽一さんから「家庭科の共修がどのように実現したか、その課題」、星名 綾さんから「今の家庭科の現状とどんな授業をしたいか」について報告いただき、語り合う会にしたいと思います。「これからの家庭科」へのエールを参加者のみなさんからもいただきたいと思います。

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【Weフォーラム参加申込方法】要予約です

下記の申込みフォームかQRコードよりお申し込みください。
提供された個人情報は、今回の事業実施のみに利用し、その他の目的で利用することはありません。

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●Weフォーラム実行委員会事務局(フェミックス内)
電話:045-482-6711
FAX:045-482-6712
メール:we.femix@gmail.com
<主催>
Weフォーラム実行委員会

<共催>
Weの会、フェミックス、まんなかタイムス

●Weフォーラムとは、
雑誌『くらしと教育をつなぐWe』(発行:フェミックス)の読者を中心に毎年、開催しています。今回で37回目となります。
*Weフォーラムの準備状況はフェミックスのブログやfacebookでお知らせします。

●隔月刊誌『くらしと教育をつなぐWe』は、
誰もが安心して生きられる社会の実現をめざし、知恵や情報の交換、ネットワークづくりができる場として、毎号さまざまなテーマをとりあげています。

定価:913円(830+税10%)年間購読料:5,700円(年6冊/税・送料込み) 
ホームページからクレジット決済も可能です。
申込先:フェミックス http://femix.co.jp
電話:045-482-6711
FAX:045-482-6712
メール:jimu@femix.co.jp

「人生100年時代」を生きるぱっとしない中年のいまと未来を考えるメディア
●まんなかタイムス

https://mannakatimes.wordpress.com/

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